●ドライブ用サングラス


目に有害な紫外線、青色光線をカットして、楽しく安全にドライブ
やはりなんと言っても偏光レンズ。
ただトンネルや天候といった条件をクリアーすることも考えると、簡単には結論は出せません。

紫外線をブロックするサングラスは、目の健康にとって欠かせません。でも、サングラスをしてもまぶしさはあまり変わらなかったり、目の疲れがあまり軽減されないという方もいらっしゃるようです。*紫外線について

今回は、このような方のために、目にやさしく、疲れにくい機能が嬉しい偏光レンズをご紹介します。
*偏光レンズについて
*ドライブ用レンズ(ドライウエアーについて)
■最近、まぶしくないですか


目にはいろんな光がはいってきます。

自然光や紫外線の他にも、アスファルトやビル、通過する車からの反射光は、目を疲れさせます。例えば、よく晴れた日の横断歩道の光の照り返しは、思わず目を細めてしまいませんか。

その反射光のギラつきは、目にも負担をかけていて、長時間ドライブやレジャーで外にいると、目がとても疲れて、充血や痛み、かすみなどを招きます。また、普段からパソコン作業などで眼精疲労ぎみの方は、さらにまぶしさに敏感になるようです。
そんなわずらわしい反射光をブロックする特殊なレンズは、偏光レンズとよばれ、サングラスに装着されると目にやさしく、疲れにくくなるので、春夏の強い味方になりそうです。

■ 偏光レンズはブラインドのようなもの

一般的なサングラスの機能は、

可視光線を吸収する 

紫外線をブロックする
という2つがあります。それに加えて、窓際のブラインドのような役割を果たし、反射光をブロックして、目を守ってくれるのが、偏光レンズ付きのサングラスです。

偏光レンズの構造は、2枚のプラスチックやガラスなどのレンズの間に、偏光フィルターというものをサンドイッチするように加工して、一体のレンズにしています。この偏光フィルターが、反射光をブロックしてくれるのです。

■ 偏光レンズの有無で見え方はどう変わる?

実際に、偏光レンズの有無によって、見え方にどのような違いが出てくるのか、日常生活のシーンを例にとって説明しましょう。


路面の照り返しがまぶしい
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アスファルトの照り返しが消えて、コントラストがつき、歩道の白線がくっきりみえる


春夏の樹木は、葉がテカってまぶしい
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植物の葉のテカリがカットされ、一枚一枚やさしい自然の緑が楽しめる


対向車の反射がまぶしい
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対向車の車体の反射光が減少し、ドライバーの顔もくっきりみえる

■ ドライブに、レジャー、タウンに偏光レンズ付サングラスが活躍
他にも、様々なシーンで偏光レンズは役に立ちます。

<ドライブ>
・長時間のドライブでも、目が疲れにくい
・対向車内が見えるので、予測運転につながる
・薄暮れ時でも、障害物がはっきりみえて安全

<釣り>
・水面の照り返しが消えて、魚の動きがとらえやすい
・朝夕の薄明かりでも、波や魚の動きがわかりやすい

<スキー>
・雪面の凹凸がみえやすく、コースをとりやすい
・遠景の景色もはっきりして、距離感がつかみやすい

<タウン>
・炎天下のつらい照り返しをシャットアウト
・対向車や、バイクの動きがはっきりみえて安全

<パソコンワーク>
・パソコン画面を、くっきりみせる
・モニターに映る室内照明やちらつきをおさえてくれる



サングラスでも眼鏡と同じように大切なのはレンズです。でも、市販のサングラスは、レンズの性能と、商品の価格は、連動しているとはいえないのが現状のようです。大阪の消費者センターがレンズの性能実験をしたデータによると、約20本のサングラスのうち、千円程度のサングラスのほうが、1万円を越すサングラスよりも、ひずみや、解像度、平行度の点で優れていたという調査結果も報告されています。粗悪なレンズを使ったサングラスは、逆に眼精疲労を招きますから、よく選びたいものですね